欧州本社の意向で販売システムを統一するための課題と解決策


日本市場に進出した欧州企業は、日本のベンダーが自ら使いやすいシステムを使って店舗運営をスタートしますが、ある日、欧州本社の意向で販売システムを世界的に統一することが決まることがあります。
この際に苦労するのは日本の商習慣に合わせたカスタマイズです。

 

欧州のシステムを日本の商習慣に合わせる際の課題

欧州の販売システムを日本の商習慣に合わせたカスタマイズをする際の課題は以下のものが想定されます。

 

一番の問題は システムの日本語化

シングルバイトで稼働しているシステムを日本語(ダブルバイト)に翻訳することで文字化けが発生する可能性があります。
システムそのものが多言語化している場合でも、おかしな日本語に翻訳されているケースが多く、またシステムのバージョンアップの際に、多言語化の先祖返りが発生するケースもあるため、実は英語のまま使用しているケースもあります。

 

日付の表記も影響

日本:yyyy/mm/dd
アメリカ:mm/dd/yyyy
イギリス:dd/mm/yyyy

 

よく見られる商習慣の違い

  • 免税処理の方法

日本の小売店のほとんどが、免税後の金額をお客様から受け取る方式をとっているが、欧州では空港のDetaxカウンタで申請後、還付を受ける方式


  • 収入印紙貼付の義務

日本では現金税別50,000円以上のお支払い時には収入印紙貼付が義務


  •  領収書とレシート

日本ではレシートとは別に領収書を発行することが通念としてある


  • VAT番号は不要

日本ではレシート上に企業VAT番号等の記載は不要


  • 住所表記

日本語では東京都千代田区一番町1-1-1と記載しますが、顧客管理をグローバルでする場合、登録画面上の並びが、1-1-1 一番町 千代田区 東京都のように日本人にはなじみのない登録方法になるケースがある。

 

データ移行の課題

既存システムからのデータ移行も課題の一つです。
どこまで移行できるのか、移行できな場合のバックアッププランをどうとることができるのか、
双方合意の上で決める必要があります。

 

ありがちなトラブル

同一サーバーを使用しているケースでは、時差の関係で欧米の夜中時間帯にメンテナスを行うため、日本では営業時間真っただ中にシステムが止まる、という提案が出てきたりします。

アウトレットのオープン後の3時間、メンテナンスのためPOSが止まる、というあり得ない経験をしたこともあります。グローバルの力関係で負けてしまった結果です。

グローバルで展開しているシステムは当然のことながら多言語化対応という仕組みを持っています。
しかしながら、その日本語どういう意味?だったら英語のままにしておいた方が意味が通じる、というケースが多いので必然的に翻訳をやり直す、ということになります。
フランスに本社を持つあるブランドの、グローバルシステム日本展開をお手伝いさせていただきましたが一番大変だったのは翻訳作業でした。フランスのシステムでしたので、英語の画面と日本語の画面を見比べながら進めるのですが、システム上の翻訳画面はフランス語と日本語という何とも手間のかかる作業でした。
また日本語OSではないことによりせっかく翻訳したのに文字化けしてしまうということも発生しました。

 


欧州システムを日本の商習慣に合わせる2つの課題解決策

欧州のシステムを日本の商習慣に合わせる際の課題を解決する方法は2つあります。
1つは、これらの経験を持つスタッフ、コンサルタントを雇うことです。
もう1つは、同じく経験のある専門的な企業にアウトソーシングすることとなります。

 

私たちオフィスコクアは欧米ブランド企業など、豊富な経験を活かし、日本でビジネスを拡大する欧州企業をサポートし、抱える問題を解決に導きます。

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